災害から大切な建物を守る技術です。
既存の建造物をそのままの状態に保存したまま、基礎部分に振動を吸収する免震部材を取り付ける免震レトロフィット工法。大切な建物、歴史的な建造物の安全化、保存にアンダーピニング技術が活用されている分野です。
仮受杭工法による免震化工事(仮受杭による免震化工事の主な事例)
①既存の床を撤去します。 | |
②基礎周辺を掘削します。 ③既存の基礎梁を補強します。 |
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④鋼管杭を圧入し、建物を仮受けします。 ⑤さらに基礎下部を掘削します。 |
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⑥耐震版を打設します。 ⑦免震部材を取り付けます。 |
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⑧鋼管杭から免震部材へ荷重を移行します。 ⑨鋼管杭を切断して撤去します。 ⑩床をつくります。 |
仮受支保工工法による免震化工事(仮受支保工による免震化工事の主な事例)
①既存基礎周囲を掘削します。 ②基礎地中梁直下にサンドルを設置し、仮受けします。 |
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③一次耐圧版を打設します。 ④一次耐圧版の上にレールとコロを敷設します。 ⑤その上に移動装置を設置します。 |
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⑥仮受けサンドルを撤去します。 ⑦二次耐圧版を打設します。 ⑧オイルジャッキで建物を移動します。 |
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⑨既存地中梁直下で再び仮受けを行います。 ⑩移動装置を撤去します。 ⑪免震部材を設置します。 ⑫仮受けサンドルから免震部材へ荷重を移行します。 |
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⑬外周土留壁のコンクリートを打設します。 ⑭床を復旧します。 |